
対象読者:スクエアスペースでドメインを管理し、はてなブログで公開したい人。
この記事では example.com(ネイキッド) と www.example.com を両方使えるように設定し、HTTPS 有効化まで解説します。
1. 事前準備
- Squarespaceでドメインを管理している(または移管済み)。
- はてなブログ Pro(独自ドメイン機能)を利用している。
- この記事の例:
partsmania.netをはてなブログに接続。
2. SquarespaceのDNS設定画面を開く
- Squarespaceにログイン → 左メニュー Domains。
- 対象ドメイン(例:
partsmania.net)をクリック。 - DNS Settings を開く。
参考イメージ:

3. ネイキッドドメイン(wwwなし)のAレコードを追加
「ADD RECORD」を押下して、はてなブログが指定する A レコードの IP を別々のレコードとして2つ登録します。
| HOST(ホスト名) | TYPE(種別) | TTL | DATA / IP ADDRESS(値) |
|---|---|---|---|
| @ | A | 1 hr(3600秒でもOK) | 13.230.115.161 |
| @ | A | 1 hr(3600秒でもOK) | 13.115.18.61 |
Aレコードの「IP ADDRESS / DATA」欄に上記の数値を入れる=他社マニュアルの「VALUE(値)」に相当します。
4. www用のCNAMEレコードを追加
www.example.com でも開けるように CNAME を登録します。
| HOST(ホスト名) | TYPE(種別) | TTL | DATA(宛先) |
|---|---|---|---|
| www | CNAME | 1 hr | hatenablog.com |
この3つ(A ×2、CNAME ×1)が揃えば、https://example.com(独自ドメイン) と https://www.example.com (独自ドメイン)の両方が はてなブログに向きます。
5. はてなブログ側の設定(独自ドメイン & HTTPS)
- はてなブログにログイン → ブログ設定 → 詳細設定。
- 独自ドメイン にあなたのドメインを入力
- ネイキッド利用:
partsmania.net - www利用:
www.partsmania.net
- ネイキッド利用:
- 保存後、同画面で HTTPS配信を有効にする(オン)。
6. 反映確認とHTTPS(鍵マーク)にならない時の対処
6-1. 反映確認
- DNS伝播チェック:whatsmydns.net で
A(@)とCNAME(www)を確認。 - ブラウザのシークレットウィンドウで
https://example.comを開く。
6-2. まだ「保護されていない通信」と出る場合
- SSL(証明書)発行待ち:設定直後は数時間待つ。
- はてな側設定の未完了:独自ドメイン入力と HTTPS 有効化を再確認。
- 混在コンテンツ(Mixed Content):記事内やテーマで
http://の画像/JS/CSSを読み込んでいないか確認し、https://に修正。 - 古いキャッシュ:ブラウザのキャッシュ削除 or 強制再読込(Windows:
Ctrl + F5/ Mac:Cmd + Shift + R)。
# チェックリスト(要点)
□ Squarespace: @ の A が 2本(13.230.115.161 / 13.115.18.61)
□ Squarespace: www の CNAME が hatenablog.com
□ はてなブログ: 独自ドメインを保存(example.com か www.example.com)
□ はてなブログ: HTTPS配信を有効化
□ 時間を置いて再確認(~72時間)
□ 画像/スクリプトの http:// を https:// に修正(混在コンテンツ対策)
7. よくある質問
Q1. Squarespaceの「VALUE」欄はどこ?
他社マニュアルに出てくる「VALUE(値)」は、Squarespaceでは DATA / IP ADDRESS 欄に相当します。
Q2. Aレコードは1本に2つのIPを書いてよい?
いいえ。別々のAレコードを2本追加してください。
Q3. wwwをネイキッドへリダイレクトしたい
CNAME(www → hatenablog.com)でOK。はてな側で独自ドメインをネイキッドにしておけば、実質wwwも同じサイトに到達します。
Q4. それでも鍵マークが付かない
DNS伝播待ち・はてな側のHTTPS設定・混在コンテンツの3点を重点的に再確認してください。
DNS設定でよく出てくる専門用語解説
1. DNS(Domain Name System)
-
インターネット上で ドメイン名(example.com)をIPアドレス(13.230.115.161など)に変換する仕組み。
-
人間が覚えやすい文字列を、コンピュータが理解できる数字に対応させている。
2. Aレコード
-
「このドメインはどのIPアドレスのサーバーにあるか」を指定するレコード。
-
例:
@ → 13.230.115.161と設定すると、example.comへのアクセスがそのIPサーバーに向かう。
3. CNAMEレコード(Canonical Name Record)
-
別名(エイリアス)を付ける設定。
-
例:
www → hatenablog.comと設定すると、www.example.comにアクセスした人はhatenablog.comに誘導される。 -
「本当の住所は別にあるから、そっちへ行ってね」という仕組み。
4. TTL(Time To Live)
-
DNS情報をキャッシュする時間。
-
単位は秒(s)、分(m)、時間(h)など。Squarespaceでは「1hr」=1時間。
-
意味:
-
「この設定は1時間ごとに更新してね」と各DNSサーバーに伝える値。
-
値が短いと設定変更が早く反映されるが、世界中のDNSに問い合わせが増えるのでやや負荷が大きい。
-
値が長いと安定性があるが、設定変更をしても反映が遅れる。
-
👉 ブログや小規模サイトでは「1時間(1hr)」で十分。
5. ホスト(Host)
-
どのサブドメインに対する設定かを示す欄。
-
よく使う記号:
-
@→ ネイキッドドメイン(example.com) -
www→ www付きドメイン(www.example.com) -
*(ワイルドカード) → すべてのサブドメイン(例:abc.example.com も xyz.example.com もまとめて処理)
-
6. ネイキッドドメイン
-
サブドメインなしのドメイン(
example.com)。 -
「ルートドメイン」「apexドメイン」とも呼ばれる。
-
ブログや企業サイトのメインURLに設定することが多い。
7. 独自ドメイン
-
自分で取得・管理しているオリジナルのドメイン名。
-
例:
partsmania.net -
サービス提供会社の共用ドメイン(例:
〇〇.hatenablog.com)と区別するための言葉。
8. IPアドレス
-
インターネット上の「住所」。
-
Aレコードの「VALUE」や「DATA」欄に入力する数字(例:13.230.115.161)。
-
これを通じてブラウザが正しいサーバーに接続できる。
まとめ
-
Aレコード → IPアドレスに直結
-
CNAME → 「別名で呼ばれたらこの本名へ」
-
TTL → 情報の有効期限(短いと変更が早く反映、長いと安定)
-
@ → ネイキッドドメイン
-
www → サブドメイン指定



